yahooの記事がふと眼にとまった。

暖かな破局 刻一刻と進む地球温暖化

写真を見ながら、胸が苦しくなった。
私が尊敬する写真家の一人星野道夫さんが撮り続けた北極。
初めて、私が北極圏が美しいと感じることができた写真。
それが、彼の写真であった。
私は、それまで北極が嫌いだった。凍えるような静寂と淋しく冷たい風景にしか見えず、それは私の中の「死」のイメージとてつもなく近く、出来れば見たくない風景であった。
それを、その中にも静かなる春や夏があり、命は息吹いている、と教えてくれたのが星野さんの写真だった。
どこまでも白い風景、クマの口から吐かれる白い息。「死」ではなく「静」の地。

その地の変わり果てた風景を今、報道写真で見ている。
淋しそうなのは、風景でなく、そこで暮らす動物たちの瞳。
あのアザラシの赤ちゃんの笑顔は?

私たちが守らなければいけないものがたくさんある。
私たちが捨てなければならないものもたくさんある。
時は止まってはくれない。


緩やかな破局 刻一刻と進む地球温暖化

この幸せそうな顔を見てください。
ホシノミチオ

わかっていても大きな事が出来るわけじゃない。けれど何も出来ないわけでもない。


ノーザンライツ (新潮文庫)

数ある星野さんの本の中から1冊。星野さんの本を読むと、毎回心の奥底の何かがキューっと反応する。大自然への畏怖の念、恐怖感さえ抱くような圧倒的な風景。

宇宙へと続くノーザンライツ。

from maru

http://www.esaga.jp